憧れの万年筆。シックなボディと輝くペン先は、見た目が美しいだけでなくステータスの象徴でもあります。持っているだけで貫禄が出るような万年筆は、1本は持っておきたい高級品です。
サインするときに高級万年筆をサッと取り出す姿に憧れますよね。スーツの胸ポケットにさりげなく差して、おしゃれの一部にするのも素敵です。
高級万年筆は繊細な細工と重厚感のあるデザインのものが多いです。実用的なだけでなく、芸術品として飾って眺めるだけでも楽しめます。
贈り物としても喜ばれる万年筆。入学祝いや卒業祝い、20歳、30歳の年齢の区切りごとに贈るお祝いや還暦祝いなど、所有するだけでなく贈ってみたい一品でもあります。
この記事では、高級万年筆を厳選して紹介。
おすすめ高級万年筆の紹介だけでなく、高級万年筆選びのポイントもご説明しますので、最後まで読めばきっとお気に入りの商品が見つかるはずです。ぜひ万年筆を購入する際の参考にしてみてください。
※ 2024年10月執筆時の情報です。
詳細は各公式サイトでご確認ください。
高級万年筆選びの重要ポイント
まずは高級万年筆が欲しいと思った時に、高級万年筆選びの大事なポイントをまとめました。
- 字幅(ペン先の太さ)で選ぶ
- ペン先の素材で選ぶ
- インクの補充方法で選ぶ
- デザインで選ぶ
- ブランドで選ぶ
それぞれポイントを解説していきます。
字幅(ペン先の太さ)で選ぶ
高級万年筆の選び方1つ目は「字幅(ペン先の太さ)で選ぶ」です。
万年筆のペン先の太さには、大きく分けて以下のような種類があります。
- 極細(EF)
- 細字(F)
- 中字(M)
- 太字(B)
手帳やメモなど、狭い箇所にも書きやすいのが極細(EF)や細字(F)です。中字(M)は幅広い用途に使えます。署名などは太字(B)を使うのが一般的です。ブランドによっては、極太や超極細タイプの万年筆を用意しています。用途や好みの太さで選ぶことをおすすめします。
ペン先の素材で選ぶ
高級万年筆の選び方2つ目は「ペン先の素材で選ぶ」です。
万年筆の書き味は、ペン先の素材によって異なります。
18金や10金など、金が使われているペン先は、滑らかな書き心地です。ステンレスのペン先はカリカリとした、比較的硬めの書き心地です。ステンレスは、金に比べるとインクの酸に弱いものの、リーズナブルであるという利点があります。
インクの補充方法で選ぶ
高級万年筆の選び方3つ目は「インクの補充方法で選ぶ」です。
万年筆のインクの補充方法には以下のような種類があります。
- カートリッジ式
- 吸入式
- コンバーター式
カートリッジ式は補充が簡単というメリットがありますが、指定のメーカーのカートリッジを使う必要があるなど、ボトルインクに比べて選択肢が少なくなるのがデメリットです。
吸入式はインクボトルにペン先を浸してインクを補充する方式です。手間ひまはかかりますが一度補充すれば長期間使えるのと、いろいろなインクを試せるのがメリットです。あえて時間と手間をかけてインクを補充することで、万年筆にもより愛着が湧きそうです。吸入式にはボトルインクが必要なため、持ち歩きには不向きという点がデメリットです。
コンバーター式は、カートリッジ式と吸入式、どちらの方法でもインクを補充できます。手間ひまをかけてゆっくりとインクを補充したいときは吸入式を、急ぎのときはカートリッジ式を選択できます。吸入式のデメリットである、持ち運びに不向きという点が解消できます。
補充方法を決めかねる場合は、コンバーター式を選ぶことをおすすめします。
デザインで選ぶ
高級万年筆の選び方4つ目は「デザインで選ぶ」です。
高級万年筆の決め手はやはりデザインです。黒や茶色のボディに金色のペン先というイメージが強いですが、細かな模様などの細工は各商品によって異なり、ブランドのこだわりが光ります。
「一生もの」と呼ばれるほど長持ちする万年筆ですから、気に入ったデザインのものを納得して購入することをおすすめします。
ブランドで選ぶ
高級万年筆の選び方5つ目は「ブランドで選ぶ」です。
高級万年筆のブランドには有名なものがたくさんあります。モンブランやアウロラ、カランダッシュなど、ブランドそのものに憧れを抱いている人も多いでしょう。
格調高い老舗ブランドの高級万年筆は、所有しているだけで気分が上がります。ブランドストーリーを知れば、高級万年筆をより楽しむことができるでしょう。
高級万年筆のおすすめ10選
数ある万年筆の中から、おすすめの高級万年筆を厳選しました。
今回紹介する高級万年筆はコチラになります。
- モンブラン:マイスターシュテュック ゴールドコーティング 149 万年筆
- カランダッシュ:エクリドール ミラネーゼ 万年筆
- アウロラ:オプティマ ブルーCT 万年筆
- パーカー:デュオフォールド プレステージ ブルーシェブロンGT 万年筆
- ペリカン:クラシック M200 万年筆 マーブルグリーン
- クロス:万年筆 タウンゼント ブラックラッカー
- プラチナ万年筆:#3776 センチュリー
- デュポン:D-イニシャル 万年筆 ブラック&クローム
- ヴィスコンティ:メディチ ゴールデン ブルー
- コンクリン: オールアメリカン ブラウンストーン
※ 2024年10月執筆時の情報です。
詳細は各公式サイトでご確認ください。
モンブラン:マイスターシュテュック ゴールドコーティング 149 万年筆
価格 | 115,500円(税込) |
品番 | MB115384 |
ペン先の素材 | 18金、ロジウム仕上げ |
補充方法 | 吸入式 |
モンブランは、1906年創業のドイツの筆記具ブランドです。数々の高級筆記具を創出し、現在では腕時計や革製品、香水なども手がけています。
モンブランのシンボルである「ホワイトスター」のロゴは、アルプスの最高峰であるモンブランの山頂に積もる雪をイメージしています。モンブランの高みを表すごとく筆記具ブランドの最高峰に位置するモンブランの万年筆は、文豪の三島由紀夫やジョン・F・ケネディ大統領が愛用していたという逸話があります。
「マイスターシュテュック」シリーズは、モンブランの代表傑作と名高いシリーズです。
今回ご紹介するのは「マイスターシュテック」シリーズから、「ゴールドコーティング 149 万年筆」。漆黒のボディにゴールドのラインが映える、格調高いデザインです。
18金を使用したペン先は、ゴールドとシルバーの2色使いが美しく、繊細な模様が掘り込まれています。 万年筆好きなら知らない人はいないほど、伝統と技術、そして芸術性を誇る一品です。
カランダッシュ:エクリドール ミラネーゼ 万年筆
価格 | 47,300円(税込) |
品番 | 0958-335 |
ペン先の素材 | スチール |
補充方法 | コンバーター式 |
カランダッシュは、1915年創業のスイスの筆記具ブランドです。スイスを代表する総合文具メーカーであり、製造工程の60%以上がスイスで行われていることを証明する「Swiss made」を掲げています。万年筆をはじめ色鉛筆やクレヨンなど、確かな技術力で高品質の製品を生産し続けています。
「エクリドール」シリーズは、1947年に生み出されたシリーズです。銀色のボディにカランダッシュが得意とするギロシェパターンをあしらい、光の加減による繊細な表情を作り出します。光を反射してジュエリーのようにキラキラと輝くコレクションです。
「ミラネーゼ 万年筆」は、そんな「エクリドール」シリーズから出ている万年筆です。硬質な輝きが美しく、ノックボタン部分にカランダッシュのロゴが刻印されているという、細部まで気を抜かないこだわりが存分に活かされています。
「エクリドール」シリーズがもつメタリックな美しさを表すかのようなスチール製のペン先には、優美な曲線の彫刻が掘り込まれています。
実用としてだけでなく、いつまでも眺めていたくなるような万年筆です。
アウロラ:オプティマ ブルーCT 万年筆
価格 | 74,800円(税込) |
品番 | 996-CB |
ペン先の素材 | 14金 ロジウム仕上げ |
補充方法 | 吸入式 |
アウロラは、イタリア初の万年筆ブランドとして、1919年にトリノで設立されたブランドです。機能性とデザイン性を追求し、美しい万年筆を世界に送り出し続けています。ペン先からボディ、クリップにいたるまで、ほとんどの工程を自社で行っています。
アウロラの万年筆の特徴は、アウロラ独自の技術で作られたアウロロイド樹脂によるマーブル模様です。高級万年筆といえばブラックやブラウンのものが多い中、アウロラの万年筆は宝石のような輝きを放っています。
アウロラの「オプティマ ブルーCT 万年筆」は、1930年代にヨーロッパでベストセラーとなったモデルの復刻版です。
アウロロイド樹脂によるブルーのマーブル模様が美しく、イタリアの海を思わせるかのようです。
キャップリングには古代ローマのグレカ・パターンを、ペン先にはアラベスク模様がほどこされ、イタリアの歴史を思わせる細工がふんだんにほどこされています。
イタリアが誇るブランドの歴史と技術、美的センスが詰め込まれた一品です。
パーカー:デュオフォールド プレステージ ブルーシェブロンGT 万年筆
価格 | 110,000円(税込) |
品番 | 1931369 |
ペン先の素材 | 18金 |
補充方法 | カートリッジ・コンバーター両用 |
パーカーは、1888年アメリカで創業された高級筆記具ブランドです。当時の万年筆はインク漏れの問題を抱えていましたが、パーカーはこれを解消すべく、ペン芯をカーブさせた「ラッキーカーブ」を編み出しました。
パーカーの「デュオフォールド」シリーズは、1921年に一世を風靡し、パーカーの代表ともなっているシリーズです。禁酒法時代の動乱を象徴するかのように、どっしりとしたフォルムで重厚感があるのが特徴です。
「デュオフォールド」シリーズの「プレステージ ブルーシェブロンGT 万年筆」は、ネイビーのボディとゴールドの色の組み合わせが美しい万年筆です。クリップはパーカーを象徴する矢羽クリップを、ペン先は金銀の2色使いでエースのマークが彫刻されています。
無骨さとディテールの細やかさを両方兼ね備えた、アメリカの歴史を思わせるダンディな万年筆です。
ペリカン:スーベレーン M800 青縞
価格 | 66,000円(税込) |
品番 | M800EF |
ペン先の素材 | 18金 |
補充方法 | 吸入式 |
ペリカンは、1838年ドイツのハノーバーで設立された筆記具メーカーです。創業当時はインクの製造メーカーでしたが、1929年に万年筆の生産をはじめました。
ペリカンはモンブランと時にライバル、時に協力関係にありました。1929年ペリカン初となる回転吸入式万年筆を発売した時は、ペン先にモンブラン社製のものを用いていました。
ペリカンとモンブランはともに細部へのこだわりが非常に強いブランドです。内部パーツにまでメッキを施すというこだわりぶりは、使うたびに新しい発見があり、長く愛用すればするほど愛着が湧くでしょう。
「スーベレーン」シリーズは、ペリカンを代表するシリーズです。一度の吸入におけるインクの吸入量が多いのが特徴です。
「M800 青縞」は、「スーベレーン」シリーズのなかでも特に人気のモデルです。ブラックのボディにゴールドのライン、首軸のブルーとストライプ模様がシャープでスタイリッシュなデザインです。
キャップとペン先にほどこされたペリカンのマークが、美しくも可愛らしい姿を見せています。
モンブランと並び、万年筆界の二大巨頭とも名高いペリカンを代表する万年筆です。
クロス:万年筆 タウンゼント ブラックラッカー
価格 | 52,030円(税込) |
品番 | N576 |
ペン先の素材 | 18金 |
補充方法 | コンバーター式 |
クロスは、1846年アメリカで設立された万年筆ブランドです。高い技術力を誇り、歴代アメリカ大統領が調印式で使用したという逸話のある万年筆ブランドです。
「タウンゼント」シリーズは、クロスの創業者であるアロンゾ・タウンゼント・クロスの名を冠したシリーズです。クロスのシンボルである円錐形のキャップ「コニカルトップ」と、流線形の優美なボディが特徴的です。
「ブラックラッカー」は流線形ボディの漆黒と、落ち着きのあるゴールドとの対比が美しい万年筆です。
クリップ、キャップ、ペン先と、ボディ以外のパーツ全てがゴールドで統一されており、すっきりとした美しいデザインに仕上がっています。キャップリングはダブルリングで、高級感のあるデザインです。
18金のペン先には波紋のような曲線とクロスの社名が刻印されています。
飾らない美しさで重厚感と風格を誇る一品です。
プラチナ万年筆:#3776 センチュリー
価格 | 16,500円(税込) |
品番 | PNB-15000 |
ペン先の素材 | 14金 |
補充方法 | カートリッジ式 |
プラチナ万年筆は、1919年創業の日本の万年筆ブランドです。日本のブランドというだけあって、プラチナ万年筆の製品は一定の字幅で文字が書け、漢字などの日本語の書き文字に適しています。
「#3776センチュリー」をはじめ数々の人気モデルを創出してきましたが、中には天然の屋久杉を用いた万年筆もあり、日本ブランドならではの美しさを追求しています。
「#3776センチュリー」は、「スリップシール機構」で機密性を保ち、インクの乾燥を防げるのが特徴です。長期間使用していなくても変わらない書き味で書くことができます。
キャップリングに「#3776CENTURY」の文字が、ペン先には「3776」の文字が刻印されています。
「#3776センチュリー」は、ペン先の太さの種類が豊富にあるのも特徴の一つです。超極細や、細字と中字の中間にある細軟(SF)と、書き味の好みに限りなく合わせられる万年筆です。
機能性と芸術性、そして使う人の利便性を考えた、日本の万年筆です。
デュポン:D-イニシャル 万年筆 ブラック&クローム
価格 | 36,300円(税込) |
品番 | 260203 |
ペン先の素材 | ステンレス |
補充方法 | カートリッジ |
デュポンは、1872年に幌馬車の会社として設立されたフランスのブランドです。長らく高級鞄ブランドとして成功をおさめたほか、ライターの製造も行ってきました。
デュポンが万年筆を販売し始めたのは1973年。ライターに使われていた着火ローラーをペンのボディとして転用するなど、それまでに培ってきた技術を活かして、万年筆ブランドとしても成功をおさめています。
「D-イニシャル」シリーズは、デュポン初となる万年筆シリーズの「クラシック」に次ぐモデルとして開発されたシリーズです。
漆黒の胴軸と首軸をつなぐキャップリングがなく、漆黒からシルバー、あるいはゴールドへシームレスにつながっているようなデザインがスタイリッシュな万年筆です。
「D-イニシャル」シリーズの「ブラック&クローム」は、漆黒とシルバーの洗練された対比が美しいデザインです。 すっきりとしたデザインで硬質さと重厚感のある高級万年筆です。
ヴィスコンティ:メディチ ゴールデン ブルー
価格 | 129,800円(税込) |
品番 | KP17-05-FPF |
ペン先の素材 | 23kt パラジウムイエローゴールド加工 |
補充方法 | 吸入式(パワーフィラー) |
ヴィスコンティは、1988年、イタリアに設立された万年筆ブランドです。万年筆収集家であるダンテ・デル・ベッキオとルイージ・ポリの2人が創業者です。
万年筆の黄金時代とされる1920年代から1950年代の万年筆を再現しながら、新しい吸入方法である「パワーフィラー」を取り入れています。
ヴィスコンティは「ヴァン・ゴッホ」や「ホモサピエンス エボリューション」などユニークなネーミングのシリーズを多数開発していますが、その中でも今回ご紹介するのは「メディチ」シリーズです。
イタリアの名門であるメディチ家の邸宅をイメージして作られた「メディチ」は、ゴールドの混じったマーブル模様のボディが美しく、キャップリングにはメディチ家のマークが刻印されています。
ペン先にも繊細な刻印が施され、豪華さと重厚さを存分に堪能できる万年筆です。
コンクリン: オールアメリカン ブラウンストーン
価格 | 16,500円(税込) |
品番 | 1410131 |
ペン先の素材 | スチール |
補充方法 | カートリッジ、コンバーター両用式 |
コンクリンは、1898年創業のアメリカの万年筆ブランドです。当時各ブランドがインク吸入方式の開発に苦慮するなか、コンクリンは「クレセント・フィラー」と呼ばれる自動吸入方式を開発し、成功をおさめました。
「オールアメリカン」シリーズはコンクリンの万年筆の中でも人気のシリーズです。太めのボディとモザイクのような模様が特徴的なデザインです。
「オールアメリカン」の「ブラウンストーン」は、琥珀のような深いブラウンが重厚感のある一品。クリップ部分も茶色に統一され、シックな雰囲気を醸し出しています。
太めのボディとブラウンの色合いが、木製のパイプたばこのようにクラシカルな風合いを表現している万年筆です。
何を買えばいいか迷ったらコレ!
モンブラン:マイスターシュテュック ゴールドコーティング 149 万年筆
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高級万年筆のおすすめ比較一覧表
商品名 | モンブラン マイスターシュテュック ゴールドコーティング 149 万年筆 | カランダッシュ エクリドール ミラネーゼ 万年筆 | アウロラ オプティマ ブルーCT 万年筆 | パーカー デュオフォールド プレステージ ブルーシェブロンGT 万年筆 | ペリカン スーベレーン M800 青縞 | クロス 万年筆 タウンゼント ブラックラッカー | プラチナ万年筆 #3776 センチュリー | デュポン D-イニシャル 万年筆 ブラック&クローム | ヴィスコンティ メディチ ゴールデン ブルー | コンクリン オールアメリカン ブラウンストーン |
価格(税込) | 115,500円 | 47,300円 | 74,800円 | 110,000円 | 66,000円 | 52,030円 | 16,500円 | 36,300円 | 129,800円 | 16,500円 |
品番 | MB115384 | 0958-335 | 996-CB | 1931369 | M800EF | N576 | PNB-15000 | 260203 | KP17-05-FPF | 1410131 |
ペン先の素材 | 18金 ロジウム仕上げ | スチール | 14金 ロジウム仕上げ | 18金 | 18金 | 18金 | 14金 | ステンレス | 23kt パラジウムイエローゴールド加工 | スチール |
補充方法 | 吸入式 | コンバーター式 | 吸入式 | カートリッジ・コンバーター両用 | 吸入式 | コンバーター式 | カートリッジ式 | カートリッジ | 吸入式(パワーフィラー) | カートリッジ、コンバーター両用式 |
購入 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
この章では、ご紹介した高級万年筆を、「価格」「ペン先の素材」「補充方法」をポイントに比較表にしています。早見表としてご確認ください。
まとめ
最後に高級万年筆を選ぶ時のポイントや注意点について大事なことをまとめておきます。
- 字幅(ペン先の太さ)で選ぶ
- ペン先の素材で選ぶ
- インクの補充方法で選ぶ
- デザインで選ぶ
- ブランドで選ぶ
万年筆のペン先には、細字(F)や中字(M)、太字(B)などがあります。用途によって選ぶことをお勧めします。
インクの補充方法にはカートリッジ式、吸入式、コンバーター式があります。カートリッジ色が一番簡単ですが、インクの選択肢が若干少なくなるというデメリットがあります。吸入色は手間ひまはかかりますが、一度吸入すると長持ちし、インクの選択肢も幅広いというメリットがあります。コンバーター式はカートリッジ式と吸入式、好きな方を選べる方式です。
書き味は、ペン先の素材によって変わります。滑らかに書きたいなら金でできたものを、カリカリとした書き味が好きならステンレス製のものを選ぶことをおすすめします。
芸術品のように美しい高級万年筆ですから、気に入ったデザインのものを選びたいですよね。また贈り物にするのであれば、贈る相手の年齢や好みに合わせて選ぶことをおすすめします。
最後に、ブランドで選ぶ方法です。モンブランやカランダッシュ、アウロラなど、有名な老舗ブランドがたくさんあります。好きなブランドがあれば、そのブランドの万年筆を選ぶのもおすすめです。
万年筆は筆圧をかけなくても滑らかに書けるものです。筆圧をかけすぎるとペン先が割れてしまうということもあります。もともと筆圧が強い人は特に注意して、丁寧に取り扱いましょう。
また、ときおりペン先を洗浄することも大切です。メーカーの指示に従い、優しく洗いましょう。
高級万年筆を購入する際の参考になれば幸いです。