スマホで音楽を聴くスタイルが定着したことによって製品ラインナップが増えているイヤホンですが、ハイレゾ音源が普及されて以降高音域や重低音に強く、原音を忠実に再現してくれることからドライバーやケーブルにこだわった「高級イヤホン」に人気が出ています。しかし、一般的なイヤホンに比べて数万円の高級モデルから数十万円を超えるハイエンドモデルのものなど高価格のため、購入する際には慎重に検討しなくてはいけません。
そこで今回は、高級イヤホンのおすすめモデルを10個をご紹介します。高級イヤホンだけでなく、高級イヤホンの選び方なども併せてご説明しますので、最後まで読めばきっとお気に入りの1個が見つかるはずです。ぜひイヤホンを購入する際の参考にしてみてください。
※ 2024年10月執筆時の情報です。
詳細は各公式サイトでご確認ください。
高級イヤホン選びの重要ポイント
イヤホンは多種多様なモデルが販売されていますが、その中から自分に最適の1個を見つける必要があります。その運命の1個を決めるにはどうすれば良いのでしょうか。
まずは高級イヤホンが欲しいと思った時に、高級イヤホン選びの大事なポイントをまとめました。
- 機能で選ぶ
- ドライバーの種類で選ぶ
- ドライバーの数で選ぶ
- 音質傾向で選ぶ
それぞれポイントを解説していきます。
機能で選ぶ
高級イヤホンの選び方1つ目は「機能で選ぶ」です。
従来のCDを超える高精細でワイドレンジな高音質を楽しめるのが「ハイレゾ音源」です。近年は「ハイレゾ対応」として再生周波数帯域は40kHz以上をカバーしている機種や、「重低音」もしっかり聴こえる機種など様々なモデルが人気です。そのため、「再生周波数帯域」というスペック表記から、これら性能の確認することをおすすめします。
しかし、高級イヤホンともなると「ハイレゾ」も「重低音」も対応できるのが当たり前です。さらにハイレベルな機能として情報量の豊富さ、歌声のクリアさ、音の広がりや臨場感など、自分の好みや普段聴いている音楽と合うのかどうか考えてみましょう。慎重に選びたい方は、家電量販店へ行き、実際に音を聴いて試してみることをおすすめします。どうしてもお店へ行く時間がない方は、クチコミサイトや商品ページにあるレビューなどを参考にしてみても良いかもしれません。
高級イヤホンの機能の1つ目に、ハイレゾ対応があります。ハイレゾ対応の要件を満たしたオーディオ機器には、日本オーディオ協会(JAS)から「ハイレゾロゴマーク」が付与されているので、それを目印にしてください。
高級イヤホンの機能の2つ目は、リケーブル対応です。リケーブル対応とは、イヤホン本体とケーブル接合部の着脱が可能な製品を指します。業界標準規格である「MMCX端子」のイヤホンなら、通常の3.5mmステレオミニ接続に加え、2.5mmと4.4mmプラグでの接続ができ、さらにBluetoothを使用したワイヤレス接続にも対応できます。つまり、何かのトラブルで断線してしまった時でも、ケーブルを付け替えるだけでイヤホンを捨てずに使い続けられます。
高級イヤホンの機能の3つ目は、防水機能です。機械にとって水没は大敵です。水分や湿気が原因で不具合を起こすことがあるため、防水機能も確認してください。特に普段ランニングなどの運動時にイヤホンを使用している方は、汗や雨、湿気などで故障につながることもあるので、防水機能が備わったイヤホンをおすすめします。
ドライバーの種類で選ぶ
高級イヤホンに採用されているドライバーには、ダイナミック型、バランスド・アーマチュア(BA)型、ハイブリッド型の3種類があります。
まず「ダイナミック型」は、電気信号を受けたコイルが、振動板を前後に振動させることで音を鳴らすタイプです。エントリーモデルからハイエンドモデルまで様々なイヤホンで使われているドライバーユニットです。周波数帯域が広く、低音から高音域まで広い音域をカバーできます。特に音圧が比較的強いので、重低音の再生を得意としています。
続いて「バランスド・アーマチュア(BA)型」は、音楽信号を受けたコイルがアーマチュアと呼ばれる金属板を振動させ、さらにその振動がダイアフラム(振動板)に伝わることで音が出る仕組みになっています。医療用の補聴器や音楽制作現場のモニターヘッドフォンなどにも多く採用されている高性能なドライバーです。音の再現性が高いことが特徴で、中でも中音域から高音域の表現力に特化しています。振動レスポンスが繊細なため、原音に忠実なサウンドを求める方や音の細かなニュアンスにこだわりたい方へおすすめです。
そして「ハイブリッド型」は、低音域が得意なダイナミック型と中音域から高音域が得意なバランスド・アーマチュア型を組み合わせたドライバーユニットのため、パワフルかつ繊細なサウンドもカバーできます。ドライバーユニットの数が増えることで本体の重量も増えるので、長時間音楽を楽しみたい方には負担を感じてしまうかもしれません。音のクオリティーを重視して聴きたい方におすすめです。
ドライバーの数で選ぶ
高級イヤホンの選び方3つ目は「ドライバーの数で選ぶ」です。高級イヤホンの中には、周波数帯域を広くカバーしたり、音の再現性を高めるためにドライバーの数を増やしているモデルがあります。
ダイナミック型では、基本的にドライバーの数は1基です。中には低音を強化する目的で2基搭載しているイヤホンもあります。バランスド・アーマチュア(BA)型では、2基以上が主流です。低音域用や中音域用、高音域用など複数のドライバーを組み合わせる設計により音質を高めています。ちなみに、ドライバーの数が増えるほど価格は上昇し、本体サイズは大きくて重くなります。
音質傾向で選ぶ
高級イヤホンの選び方4つ目は「音質傾向で選ぶ」です。高級イヤホンは安価なものよりも格段に解像度が高く、音楽をより楽しむことができるモデルがあります。それぞれの音質傾向も異なり、低音1つをとっても芯のあるタイトな音や豊かな量感のある音など様々な傾向があります。
自分に合うものや自分が好きな音質傾向がわからない時は、普段聴いている音楽のジャンルを調べて、それに合わせてみましょう。例えば、普段聴く音楽がクラシックの方は高解像度で広がりのあるイヤホンを選んだり、EDMなどの迫力のある音楽を聴く方はグルーヴを感じやすい重低音のモデルを選ぶことをおすすめします。
高級イヤホンのおすすめ10選
数あるイヤホンの中から、おすすめの高級イヤホンを厳選しました。
今回紹介する高級イヤホンはコチラになります。
- Astell&Kern Layla AION
- Noble Audio SULTAN
- Softears RS10
- 64 AUDIO Nio
- Oriolus TrailliiJP
- FitEar TG334
- SENNHEISER IE 900
- final A8000
- SHURE SE846
- SONY IER-Z1R
※ 2024年10月執筆時の情報です。
詳細は各公式サイトでご確認ください。
Astell&Kern Layla AION
価格 | 269,980円(税込) |
ブランド | Astell&Kern(アステルアンドケルン) |
ドライバー | バランスド・アーマチュア |
周波数特性 | 10Hz -23kHz |
「イヤモニの神」ジェリー・ハーヴィーが率いるJH Audioが2014年に発表したカスタムイヤホン・Laylaをベースとした、特許出願中の最新テクノロジーが導入されたユニバーサルモデルの3世代目イヤホンです。ユニバーサルIEMとして最先端かつ最高峰のサウンドを目指したJH Audio新世代のフラッグシップモデルです。
低・中・音の各音域に4基ずつ、計12基のBAドライバーを搭載したトリプルクワッドドライバー構成により、広大なワイドレンジサウンドを再現しています。多数のドライバー構成での時間軸と各帯域の位相を全ての周波数に追いて正確に制御する「freqphaseテクノロジー」により、各ドライバーの信号を0.01ミリ秒以内に確実に到達させ、正確な音楽再生を実現させています。
Noble Audio SULTAN
価格 | 359,700円(税込) |
ブランド | Noble Audio(ノーブルオーディオ) |
ドライバー | ハイブリッド型 |
周波数特性 | 10Hz -70kHz |
アラビア語で「皇帝」を意味するSULTAN。Noble Audioのフラッグシップモデルです。Sultanでは優れた超低域・低域特性を持つ10mmダイナミックドライバー、優れた中音域・高音域特性を持つ4基のKnowles製バランスド・アーマチュアドライバー、ピエゾドライバーに代わって優れた超高域特性を持つ静電型ドライバーをそれぞれ採用することで、各種のドライバーの長所を最大限引き出しました。
Noble Audio史上最も広い最低域10Hzから最高域70kHzもの超ワイドレンジを確保しました。アルミニウムブロックを削り出して作られたシェルや、ハンドメイドによるフェイススプレーなど、「皇帝」というネーミングにもふさわしい高級感あふれるイヤホンです。
Softears RS10
価格 | 234,360円(税込) |
ブランド | Softears(ソフトイアーズ) |
ドライバー | バランスド・アーマチュア型 |
周波数特性 | 20Hz -40kHz |
モデル名が示す通り10基のBAドライバーユニットを備えたRS10は、あえて音を出さないパッシブユニットも搭載しています。このパッシブユニットは、音を出さないもののハウジング内の空気圧を緩和、摩耗圧力を低減することで聴覚疲労を軽減するという重要なパーツです。
また、理想的な周波数や位相、インピーダンスを達成するためにハイエンドスピーカーに匹敵する5ウェイという複雑なクロスオーバーネットワークを設計するなど、非常に高い技術で作られたイヤホンです。
64 AUDIO Nio
価格 | 234,850円(税込) |
ブランド | 64 AUDIO(シックスティーフォーオーディオ) |
ドライバー | ハイブリッド型 |
周波数特性 | 10Hz -20kHz |
スウェーデン語で数字の「9」を表すモデル名は、搭載するダイナミックドライバーが9mm径であること、さらにこのほか8基のBAドライバーを搭載することで合計9基のハイブリッドドライバー構成となっていることを表しています。
さらにBAドライバーのチューブレス設計である「tiaテクノロジー」、空気圧を調整する「apexテクノロジー」と接続器の出力インピーダンスに音のバランスが左右されない「リニアインピーダンス・デザイン」といった独自技術を搭載することで新しいリスニング体験を可能としています。
Oriolus Traillii JP
価格 | 798,600円(税込) |
ブランド | Oriolus(オリオラス) |
ドライバー | ハイブリッド型 |
周波数特性 | 20Hz -40kHz |
台湾に生息するコウライウグイス科の鳥の一種「ヒゴロモ」の学名をモデルの名前にした、ハイクラスな逸品です。
静電型4基とBA8基の計12基となるハイブリッドドライバー構成に加え、香港PW AUDIO社製フラッグシップモデル「1960s」をベースとした特注ハイエンドケーブルに、日本ディックス社製のPentakonnハイグレードOFC(無酸素銅)4.4mm5極バランスプラグを採用するなど、一度聴いたら忘れられない贅沢なモデルとなっています。
公式サイトはこちら >>FitEar TG334
価格 | 154,000円(税込) |
ブランド | FitEar |
ドライバー | バランスド・アーマチュア型 |
周波数特性 | - |
国内カスタムイヤホンの第一人者・FitEarがカスタムイヤホンをそのままユニバーサル化するというコンセプトで2012年に生み出した名機「To Go!334」をリファインしたのがTG334です。
ハウジングカラーはブラックからブルーに変更され、ベースモデルであるカスタムイヤホン・MH334譲りのモニターライクなキレの良さと締まりのある低域はそのままで、音場の広がりとクリアさはさらに向上しています。さらに、会長が豊かになったかのように、艶を含んだボーカルは誰しも聴きたくなります。
SENNHEISER IE 900
価格 | 161,172円(税込) |
ブランド | SENNHEISER(ゼンハイザー) |
ドライバー | ダイナミック型 |
周波数特性 | 5-48kHz |
ダイナミックドライバーのみを扱ってきた、ドイツを代表するブランド・ゼンハイザーが、フラッグシップイヤホンを9年ぶりにアップデートしたことでも話題となりました。
アルミニウムブロックのコンパクトな削り出しで、ハウジングの中には自慢の7mm径TrueResponse(トゥルーレスポンス)トランスデューサーを格納し、優れた空間表現と伸びやかでレンジの広いサウンドが再生されます。
公式サイトはこちら >>final A8000
価格 | 198,000円(税込) |
ブランド | final(ファイナル) |
ドライバー | ダイナミック型 |
周波数特性 | - |
ドライバーの素材として理想となる「軽さ」「硬さ」「応答速度が速い」を実現するため、純ベリリウムを薄くプレスしたものをそのままドライバーに使用する、超高難度技術が採用されています。
鋭い高域と立ち上がりの速さ、キレの良さなどが作り出す透明感の高いサウンドはA8000でしか味わえません。
SHURE SE846
価格 | 120,670円(税込) |
ブランド | SHURE(シュア) |
ドライバー | バランスド・アーマチュア型 |
周波数特性 | 15Hz -20kHz |
2013年の発売以来、長年にわたりハイクラスイヤホンのスタンダードモデルとして高い人気を誇っています。
4基の高精度BAドライバーによる明瞭で伸びのある高域と圧倒的な低域の再現をしていて、交換式ノズルインサートの採用でバランス・ウォーム・ブライトの3種類のサウンドをユーザーの好みに応じて使い分けることが可能となっています。今なお、ハイクラスイヤホンの代表となるような完成度の高さが表れています。
SONY IER-Z1R
価格 | 219,800円(税込) |
ブランド | SONY(ソニー) |
ドライバー | ハイブリッド型 |
周波数特性 | 3Hz -100kHz |
ダイナミック型プラスバランスドアーマチュア型という、ハイクラスイヤホンには珍しくないハイブリッドドライバー構成のイヤホンです。一見ありふれたハイブリッド型ですが、ソニーが作ると一味違います。
中低域に12mm径ダイナミック1基、高音域向けにバランスド・アーマチュア型1基、そして通常はバランスド・アーマチュア型に任せるであろう超高域にあえて5mm径ダイナミックドライバー1基という「2DD+1BA」の組み合わせで、より滑らかで伸びのある高域再生を可能としています。
何を買えばいいか迷ったらコレ!
Astell&Kern Layla AION
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高級イヤホンのおすすめ比較一覧表
それぞれを比較してみます。
商品名 | Astell&Kern Layla AION | Noble Audio SULTAN | Softears RS10 | 64 AUDIO Nio | Oriolus Traillii JP | FitEar TG334 | SENNHEISER IE 900 | final A8000 | SHURE SE846 | SONY IER-Z1R |
価格(税込) | 269,980円 | 359,700円 | 234,360円 | 234,850円 | 798,600円 | 154,000円 | 161,172円 | 198,000円 | 120,670円 | 219,800円 |
ブランド | Astell&Kern(アステルアンドケルン) | Noble Audio(ノーブルオーディオ) | Softears(ソフトイアーズ) | 64 AUDIO(シックスティーフォーオーディオ) | Oriolus(オリオラス) | FitEar | SENNHEISER(ゼンハイザー) | final(ファイナル) | SHURE(シュア) | SONY(ソニー) |
ドライバー | バランスド・アーマチュア | ハイブリッド型 | バランスド・アーマチュア型 | ハイブリッド型 | ハイブリッド型 | バランスド・アーマチュア型 | ダイナミック型 | ダイナミック型 | バランスド・アーマチュア型 | ハイブリッド型 |
周波数特性 | 10Hz -23kHz | 10Hz -70kHz | 20Hz -40kHz | 10Hz -20kHz | 20Hz -40kHz | - | 5-48kHz | - | 15Hz -20kHz | 3Hz -100kHz |
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機能で選ぶ場合、Astell&Kern Layla AION、Noble Audio SULTAN、Softears RS10、64 AUDIO Nio、Oriolus Traillii JP、FitEar TG334、SENNHEISER IE 900、final A8000、SHURE SE846、SONY IER-Z1Rいずれも選りすぐりのハイスペックなモデルです。特にAstell&KernのLayla AIONは、特許出願中の新たな最新技術が盛り込まれたイヤホンなので、一般的なイヤホンに比べて音の聴こえ方が全く違うものになります。
ドライブの種類で選ぶ場合、ハイブリッド型が、Noble Audio SULTAN、64 AUDIO Nio、Oriolus Traillii JP、SONY IER-Z1Rです。ダイナミックとバランスド・アーマチュアが組み合わさったパワフルかつ繊細で、音のクオリティーに重視して聴きたい方におすすめです。ダイナミック型は、SENNHEISER IE 900、final A8000です。周波数帯域が広く、低音から高音域まで広い音域をカバーでき、特に重低音の再生を得意としています。バランスド・アーマチュア型は、Astell&Kern Layla AION、Softears RS10、FitEar TG334、SHURE SE846です。音の再現性が高いことが特徴で、中でも中音域から高音域の表現力に特化しており、振動レスポンスが繊細なため、原音に忠実なサウンドを求める方や音の細かなニュアンスにこだわりたい方におすすめです。
ドライバーの数で選ぶ場合、一番多くドライバー数を搭載しているのは、Astell&Kern Layla AION、Oriolus Traillii JPで計12基あります。次に、Softears RS10の10基、64 AUDIO Nioの9基の順番になっています。ドライバーを多く採用することで、周波数帯域を広くカバーしたり、音の再現性を高めることができます。
音質傾向で選ぶ場合、Astell&Kern Layla AIONは低・中・音の各音域に4基ずつ、計12基のBAドライバーを搭載しているため、広大なワイドレンジサウンドになっています。Noble Audio SULTANは超低域・低域特性を持つ10mmダイナミックドライバー、優れた中音域・高音域特性を持つ4基のKnowles製バランスド・アーマチュアドライバー、ピエゾドライバーに代わって優れた超高域特性を持つ静電型ドライバーをそれぞれ採用しているため、超ワイドレンジサウンドになっています。FitEar TG334はモニターライクなキレの良さと締まりのある低域、音場の広がりとクリアさが特徴です。SENNHEISER IE 900は、TrueResponse(トゥルーレスポンス)トランスデューサーを内蔵し、優れた空間表現と伸びやかでレンジの広いサウンドが再生されます。final A8000は、鋭い高域と立ち上がりの速さ、キレの良さなどが作り出す透明感の高いサウンドになっています。SHURE SE846は、4基の高精度BAドライバーによる明瞭で伸びのある高域と圧倒的な低域の再現をしています。SONY IER-Z1Rは、中低域に12mm径ダイナミック1基、高音域向けにバランスド・アーマチュア型1基、そして超高域にあえて5mm径ダイナミックドライバー1基という「2DD+1BA」の組み合わせで、より滑らかで伸びのある高域再生ができます。
まとめ
最後に高級イヤホンを選ぶ時のポイントや注意点について大事なことをまとめておきます。
- 機能で選ぶ
- ドライバーの種類で選ぶ
- ドライバーの数で選ぶ
- 音質傾向で選ぶ
以上の4つのポイントを購入時に意識して選んでみてください。音楽をより高音質に聴くために選ぶのが高級イヤホンです。今回おすすめした高級イヤホンともなると、一定以上の実力があるのは当たり前です。その実力を使って、自分の趣味の世界としてさらなる音情報を求めるのか、歌声の高度な再現性を求めるのか、正確なライブ感を求めるのかは購入する人それぞれの好みの領域にもなってきます。
イヤホンと一言でいえども、機能、ドライブの種類、ドライブの数、音質傾向と特徴がたくさんあります。普段から音楽をよく聴いていて、既にイヤホンの知識も持ってますという方でない限りイヤホンを買い比べることはほとんどないかと思いますが、色々なイヤホンを調べて、見た目の好みから決めてみたり、好きなメーカーのイヤホンを買ってみるのも購入する際の一つのポイントになるかもしれません。
今回ご紹介した10個のイヤホンは、いずれも上質で高性能なイヤホンです。音楽のプロが実際に使用しているイヤホンや、それと同様の性能が備わったハイスペックなものばかりなので、自分用に買っても、音楽好きな友達へのプレゼント用に買っても十分に喜ばれると思います。もし贈答用で購入される際は、その友達が普段使っているイヤホンのタイプや普段聞いている音楽の系統や使いたい種類(ワイヤレスが良いのか、音質にこだわった超高性能な有線イヤホンが良いのかなど)や、普段イヤホンを選ぶ際に拘っていることなどを十分に聞いた上で、できれば一緒に選ぶようにすると良いかもしれません。
また実際に購入する方は、可能であれば専門店や家電量販店の視聴コーナーで本当に自分が求めている音を出してくれるのかを確認することをおすすめします。ご紹介したモデルが高級イヤホンを購入する際の参考になれば幸いです。